0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書の感想

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書という、本を読んだ。

この本の作者は、落合陽一さん。
メディアアーティスト、筑波大学准教授などいくつもの肩書があり、現代の魔法使いの異名を取る。
私はテレビで少し見たことがあるだけで、正直どんな人なのか分からないままに、本屋でこの本を見つけて購入。
具体的にどんなことをしている人なのか、良く分からないが、科学や物理とアートの融合みたいな漠然としたイメージしかない。

この本を購入した理由は、タイトルをみて現代の子供から大人まで含めた学ぶことについて書いてありそうだったから。
学ぶ力を少しでも上げれたらと思い手に取った。

子供まで読者の対象に入っているからか、表紙もかわいい。
作者いわく、他の本よりも平易な文章を心掛けたと書いてあった。
しかし、私には十分に難しかった。

第1章は、なぜ学ばなければならないのかということを、Q&A形式で書いてある。
第2章は、筆者の生い立ちとその時々の学びについて書かれている。
第3章が、メインである学び方の実践例について書いてあった。

私が一番知りたかったのは、自分がこれから何をどう学んでいけばいいのか?というこだったので、第3章をメインに読んだ。
ここで書いてあったのは、STEAM教育というもの。
それと、そのSTEAM教育のためにも身につけておくべき4つの要素。

STEAM教育とは、もともとあったSTEM教育のScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)にArt(美術)を加えたもの。
IT化が進む中で、理工系の勉強が重要なのはわかるが、なぜアートも必要なのか?
STEMだと、合理的になりすぎてしまい、とびぬけた発想が生まれないから。
予測不能なイノベーションを起こすためには、アートの素養が必要だ。
ということらしい。

筆者いわく、日本のSTEAM教育において不足している4つの要素がある。

  • 言語(ロジック化など)
  • 物理(物の理という意味で)
  • 数学(統計的分析やプログラミング)
  • アート(審美眼・文脈・ものづくり)

このどれも、自分にはないと思ってしまう。
特にアートは、正直どうしたらいいのか分からないと思ってしまった。

もちろんアートに関する学び方が書いてあったので実践してみたいと思うが、もう少し本を読み込みたい。