やってのけるの感想

やってのけるという本を読み終わった。
この本も、ずいぶん前に購入していたのだが、積読状態だった。
おそらく、一度は目を通しているのだが、内容は実践できていない。
ふと思い出して、読みたくなったので読んだ。

この本の副題は、意志力を使わずに自分を動かす、というもので、
目標達成に関する本だ。

最初に読もうと思ったきっかけは、本屋で見かけて、著者がハイディ・グラント・ハルバーソンさんだったからというのが一つ。
それとも一つが、メンタリストDaiGoさんが帯を書いていて、
「これが目標達成の最短ルート」という文に惹かれたからだ。

読み返してみて、読みやすくもあったけど、内容自体は難しい。
正直、実践できるか不安ではある。
でも、実践してみたい、いや実践すべきだと思わせる内容だった。

私は、一応いろいろと目標は立てて頑張っているつもりだが、全然達成できていない。
いろいろな本を読んで、頑張って実践しようと思うが、そのほとんどは手を着けることすらできていない。
こんな自分にとって、この本の内容は間違いなく必要であり、実践すべき内容だ。

一番印象に残っているところは、第5章 ただ成功してもうれしくない、というところ。
なぜなら、よくこの感情を味わうからだ。
曲がりなりにも目標を達成したのに、ただホッとするだけで達成の喜びに至っていない。
達成して嬉しくない訳ではないのだが、その瞬間だけで、
喜びを噛みしめることも、思い返すこともない。
そのせいで、達成感が低いじゃないかと思う。

この章では、満足をもたらす三つの要素について書いてある。
それは、関係性、有能感、自律性の三つ。

関係性は、他者と深く結びつき、お互いに尊重し合う関係を築きたいという欲求

有能感は、周囲への影響力を持つことや、それによって何かを得ることに関わる

自律性は、自由に関する欲求

自分の目標でこれらを満たしているものがあるかと考えると、ないと思う。
特に関係性は低い。なぜならほとんどの目標が自分自身のためで、他者に影響を及ぼさないから……
もちろん、他の2つの要素もあるとはあまり言えないけれど。
これを改善したいとは思う。
まー、それをどうやったいいのかわ分からないのだけど、読み直すしかないかな。